ランニング用日焼け止めの選び方と塗り直し方|男性が確認したいSPF・PA・耐水性

陸上競技

ランニング用の日焼け止めは、SPF・PAの表示、耐水性、塗りやすさを見て選びます。日本皮膚科学会が示す晴天下のスポーツ向けの目安は、SPF20・PA+++で耐水性のある製品です。長時間の屋外ランニングでは、より高いSPF・PAの商品も選択肢になります。ただし、UV耐水性は汗への強さを示すものではありません。表示に合った量を塗り、汗をかいた後やタオルで拭いた後は必要に応じて塗り直しましょう。

男性だからといって、男性向け表示の商品だけを選ぶ必要はありません。使う時間や環境に合わせて紫外線防御表示を確認し、続けて使いやすい商品を選ぶのが基本です。

ランニング用はSPF・PAと使用時間で選ぶ

SPFは主にUVB、PAはUVAに対する防御効果を示す表示です。ランニングでは表示の高さだけで決めず、走る時間や環境、塗り直しやすさも考えます。

日本皮膚科学会は、晴天下のスポーツや海水浴の目安として、SPF20・PA+++で耐水性のある製品を挙げています。また、熱帯地方での屋外活動にはSPF30以上・PA+++を示しています。これらは状況に応じた目安で、すべてのランニングで同じ数値が唯一の正解という意味ではありません。日本皮膚科学会の解説も参考に、屋外にいる時間や環境に合わせて選びましょう。

長時間走る日や日差しの強い環境では、SPF50+・PA++++など高い表示の商品も選択肢です。一方、短時間の活動向けにはSPF30・PA++〜+++も選択肢として紹介されています。高い表示の商品を選んでも、塗る量が少なかったり、汗などで落ちたりすれば、表示から期待する効果を得にくくなります。スポーツ向けの日焼け止めの選び方も確認し、使用場面に合うものを選んでください。

走る状況ごとの選び方

走る状況 選ぶときの考え方
晴天下のスポーツ SPF20・PA+++で耐水性のある製品を目安にする
長時間の屋外ランニング 高SPF・高PAの商品も選択肢にし、塗り直しやすさも見る
短時間の活動 SPF30・PA++〜+++も選択肢として検討する

表の目安は商品選びの出発点です。実際の効果を得るには、商品表示どおりの量を使い、汗や拭き取りで落ちた場合に塗り直すことも大切です。

耐水性の表示だけで汗に強いとは判断しない

ウォータープルーフやUV耐水性の表示は、水に対する耐水性の目安です。UV耐水性の表示だけから、汗への強さまで判断することはできません。UV耐水性についての解説でも、汗に対する強さは表示に含まれないとされています。

ランニングでは汗をかくほか、顔に触れたり、タオルで拭いたりすることがあります。日焼け止めはそうした要因で落ちることがあるため、耐水性のある商品でも塗り直しが不要になるわけではありません。購入時は、商品パッケージやメーカーの案内で耐水性表示を確認し、汗をかいた後の使い方も考えておきましょう。

剤型は塗りやすさと使う場面で選ぶ

日焼け止めにはジェルや乳液、スティックなどの剤型があります。全体に塗り広げやすいか、走行中に持ち運んで塗り直しやすいかなど、使い方に合うかを比べましょう。ランニング用の選び方では、SPF・PAや耐水性とあわせてテクスチャーも確認することが紹介されています。ランニング用日焼け止めの選び方も参考になります。

どの剤型が一番使いやすいかは、塗る部位や個人の好みによって異なります。走る前に広い範囲へ塗りやすいものがよいのか、外出先で手軽に塗り直せるものがよいのかを考えて選びましょう。商品によって使える部位や落とし方も違うため、パッケージやメーカーの説明を確認します。

また、「メンズ向け」と表示された商品を選ばなければならないわけではありません。男性に固有のSPF・PA値が必要だとする根拠はなく、男女兼用を含めて、必要な表示と使用感を基準に選べます。商品名や価格、現行の仕様を比較する場合は、購入前にメーカー公式情報で確認してください。

規定量を塗り、2〜3時間おきを目安に塗り直す

SPF・PAの測定値は、決められた量を塗布した条件で得られています。日本皮膚科学会によると、測定時の塗布量は1平方センチメートルあたり2mg(液体の場合は2µl)です。塗る量が少ないと、表示から期待する効果を得にくくなります。日本皮膚科学会の説明を踏まえ、商品に記載された使用量を守り、塗り残しがないように使いましょう。

塗り直しは約2〜3時間おきが目安です。日本皮膚科学会は、汗や水、顔に触れることなどで日焼け止めが落ちる場合があるとして、約3時間に1回の塗り替えを勧めています。資生堂も、効果を保つための目安を2〜3時間おきと案内し、汗をかいた後やタオルで拭いた後は必要に応じて塗り直すよう説明しています。塗布量と塗り直し方

走り終わるまで時間が空く場合だけでなく、途中で多く汗をかいたときや、タオルで顔を拭いたときも、落ちた部分を塗り直すことを検討してください。塗り直す際も、商品に書かれた使い方と使用量を確認します。

ランニング後は商品に合った方法で落とす

ウォータープルーフや高SPFタイプは、商品に合った洗顔料やクレンジングを使って落とします。石けんで落とせる商品もあれば、クレンジングが案内されている商品もあるため、パッケージやメーカーの説明に従ってください。

スポーツ向けの日焼け止めでは、ウォータープルーフや高SPFタイプにオイルやバームタイプのクレンジングが効果的な場合も紹介されています。ただし、すべての商品に同じ落とし方が合うとは限りません。スポーツ時の日焼け止めの選び方と落とし方を参考に、使っている製品の案内を優先しましょう。

帽子やウェアも組み合わせて紫外線対策をする

日焼け止めだけで紫外線を完全に防ぐのは難しいため、必要に応じて帽子や長袖のスポーツウェアも組み合わせます。日差しが強い日に長く走るときは、日焼け止めの塗布や塗り直しに加えて、肌を覆う方法も選択肢です。ランニング時の紫外線対策でも、帽子や長袖ウェアの併用が紹介されています。

ランニング用日焼け止めを選ぶときの確認ポイント

  • 晴天下のスポーツの目安はSPF20・PA+++で耐水性のある製品。長時間の屋外活動では高い表示の商品も検討する。
  • UV耐水性は水に対する目安で、汗への強さを示すものではない。
  • SPF・PAの測定値は規定量を塗った場合のもの。商品表示の使用量を守る。
  • 塗り直しは約2〜3時間おきを目安にし、汗をかいた後やタオルで拭いた後も必要に応じて行う。
  • 剤型は塗りやすさや持ち運びやすさで選び、落とし方は商品ごとの案内を確認する。
  • 男性向け表示に限定せず、帽子や長袖ウェアも必要に応じて併用する。

まずは走る時間や環境に合うSPF・PAと耐水性を確認し、無理なく塗り直せる商品を選びましょう。